【blog】2023年2月10日機材テスト報告


(2月10日撮影テスト 担当フクザワ&青井)

会場:ライブバー(キャパ:着席50名)
柵なし、照明あり、テーブルと椅子あり。
動線スペース余裕なし。
バンド編成:1組目…5人(間一組あり)2組目…3人動く演者さんなし。
ブッキング、各バンド持ち時間30分程度。

(フクザワより)
・結婚式の二次会でも使えるようなかわいらしいライブロックバーが会場でした。事前にチケットソールドアウトであることを主催者のかたから伺っており、物販席もつぶし、演者さんの機材置き場も控室もないとのことで、相当な混雑と撮影の困難さが予想されました(実際に動線に余裕は全くなく、控えの演者さんたちも身動きが取れない状態でした)。
・有人撮影を行った場合、たとえ身をかがめていたとしても、常時お客様の視界に入ってしまい、目障りになってしまうので、動画の無人撮影を行うことにしました。
・設置したカメラ構成はモバイル2台、アクションカメラ1台です(LPCMレコーダーはメモリーカードを忘れるミスをしたので使用できませんでした、申し訳ございません、対策として各機材に「メモリーカード確認」のシールを貼ります)。
・結果として、生きていたカメラはアクションカメラ1台のみでした。
・モバイル1台は、ドラムス前固定でステージ内に置かせていただきましたが、演者さんがセッティング完了する前に設置したので、マイクしか映っていない、あるいはバスドラの振動で常にカメラが振動している状態で、納品に耐えうる品質ではありませんでした。
・モバイルのもう1台はフクザワの設定・設置ミスで、スローモーション&他のお客様の私物で視界が遮られる状態になっていて、納品に耐えうる品質ではありませんでした。スタビライザーの首をのばさなかったことが原因です。今後の改善策として「長さ確認」などのシールを張ることにします。また、機材の設置には時間がないので、短時間で設置する練習が必要です。加えて、スタビライザーの追従モードの起動が安定しないので、追従モードについてもう少し使い方を調べる必要があります(調べて練習しておきます)。
・アクションカメラは画面揺れは生じませんでしたが、照明によるホワイトアウトがひどく、納品に耐えうる品質ではありませんでした(これまでも同じ条件で撮影は行ってきましたが、ここまでのホワイトアウトは経験がありません。照明の位置が特殊だったのか、なにか、ソフト面・ハード面で対策はできなかったのか、今後の要調査案件です)。
・別の演者さんにカメラマンさんがついていました。特に打ち合わせの必要な案件ではありませんでしたが、仮にどこかに常時固定の機材があった場合は、きちんとよけなければいけませんので、今後は対バン形式の場合は他の演者さんにカメラマンさんがついているか確認は必須だと思いました。

(青井より)
・今回のような現場の場合(ライブハウスではない、ソールドアウト、控室がない、客席とステージとの間に逃げ場所がない、機材が多いetc)、身長が足りなく、持ち込み機材の多いフクザワさんでは、物理的にもスピード的にも、安定した品質の撮影をお請けするのは難しいと思います。二人体制で現場に行くか、客席にはじめから1席カメラ専用席を作っていただかなければ、お請けしてはいけない案件と見ました。今後このような現場の場合は各種の設定や状況を要確認です。
・納品はライブの翌々日に行いました。アクションカメラのサウンドはかなりきれいにとれていたので、今回は、アクションカメラのWAVファイルと、(ホワイトアウトしてましたが)アクションカメラの映像の納品をしました(映像編集は行っておりません)。

以上

当アトリエでは、演者さんにご満足のいただける成果物を納品できるよう、アトリエ全体で問題の原因特定と、再発防止策を考えてまいりたいと思います。テストにご協力いただいたアーティストの皆様、ありがとうございました。引き続き、今月の機材テストを行ってまいります。

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